リードインベスターのフォックスコンがSonatusの技術への資金提供でEVプラットフォームをサポート、Sonatusの量産体制を強化
カリフォルニア州サニーベール ー 2022年12月7日 ー ソフトウェア・デファインド・ビークル(ソフトウェア定義車両、SDV)への移行で自動車のイノベーションを加速している車載ソフトウェアのリーディングカンパニーSonatus社は本日、2回目の資金調達ラウンドで7500万米ドルを調達したと発表しました。この資金調達ラウンドを主導したのは、世界最大の電子機器製造サービスプロバイダーである鴻海科技集団 (以下「フォックスコン」、TWSE:2317) です。Sonatusはこれにより前回のAラウンドとの総計で1億1000万米ドル以上をベンチャーキャピタル、戦略パートナー、顧客企業から調達したことになります。
Sonatusは、顧客やパートナーのソフトウェア・デファインド・ビークル (SDV) へのより迅速な移行と独自の差別化したソリューションの提供を可能にし、かつサポートする基礎技術とソリューションスタックの提供に注力しています。カギとなるこうした基本要素をSonatusから採用することで、自動車会社とそのエコシステムは、競争市場において極めて重要なイノベーションを既存のアプローチよりも更に迅速に、低コストで、より高い信頼性と頻度で市場に投入することが可能になります。
「フォックスコンのビジョンは、これまでPCからモバイルフォンにいたる他市場で成功してきたように、各ブランドに全般的に対応する車載ソリューションを創出すべくEV市場に進出することである」と、フォックスコン・ソフトウエア開発センターのシニアディレクターであるエリック・イェ(Eric Yeh)は語っています。「Sonatusは、車載ソフトウェアソリューションとクラウドソフトウェアソリューションの量産化で優れた実績を持ち、車載ソフトウェアとハードウエアのシームレスな統合における的確な相乗効果を実現させる戦略パートナーである」
Sonatusのソフトウェアプラットフォームは、ヒョンデ、起亜、ジェネシス車に対して生産されており、それには複数のジェネシス車種とSUV車が含まれています。またヒョンデのIONIQ 6やその他のモデルにも採用され、2023年までには数百万台に搭載される予定です。Sonatusのチームの成長は目覚ましく、フランス、イタリア、日本、中国にも拠点を拡大し、さらなる成長とSonatus製品及びソリューションのさらなるアプリケーション、地域、提携プロジェクト、エンドカスタマーへの導入に向けて注力しています。
Sonatusの共同創設者兼CEOであるジェフリー・チョウ(Jeffrey Chou)は次のように述べています。「Sonatusが過去1年半で達成した進歩に、私たちの気持ちは高揚しています。計画と成長目標を達成し、それを上回り、パートナーと顧客に約束した節目を実現したのです。」「当社はこの新しい資金調達ラウンドにより、当社の成長を大幅に引き上げる資源と、ソフトウェア・デファインド・ビークル技術を新たな市場や顧客企業に展開するという使命を持つことができます。自動車におけるダイナミックソフトウェアの潜在的利点はまだほんの始まりにすぎません。将来に向けた車載ソフトウェアの革新を加速するために、Sonatusは理想的な位置にいます。」
CES 2023において、Sonatusはラスベガス・コンベンションセンター西ホールで、その広範な技術と、現代自動車グループのヒョンデ、起亜、ジェネシス用に生産されている幅広い技術とソリューションをデモンストレーションし、存在感を示す予定です。さらに、半導体及びティア1サプライヤーの最新車載用ゲートウエイのリファレンス・デザインに基づいた次世代ソフトウェアソリューションもデモンストレーションする予定です。これは自動車メーカーによる車両アーキテクチャのデジタル変革を可能にするものになります。SonatusはNXP及びマーベルを含む大手シリコンメーカー、そしてルネサスR-CarコンソーシアムやSOAFEEイニシアチブなどシリコンコラボレーションイニシアチブと協業しています。Sonatusは、2022年度PACEアワード及び複数のファイナリスト選出、2022年度CESイノベーションアワード、2022年度AutoTech BreakthroughのOverall Connected Car Solution、2022年度Informa Tech Automotive Groupの年間最優秀ソフトウェアサプライヤーなど、重要な複数の業界賞を受賞しています。
Sonatusについて
Sonatusは、車両ソフトウェアの革新とソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)への移行を加速しています。当社のプラットフォームと各製品は、自動車メーカーとそのエコシステムのイノベーションを加速し、コスト、機能、信頼性、ユーザーエクスペリエンスの継続的な改善を、自動車のライフサイクルを通じて可能にする重要な基本要素となります。数々の賞を受賞しているSonatusのソフトウェアプラットフォームは、ヒョンデ、起亜、ジェネシスブランドの量産車に搭載されており、2023年には、搭載車両が数百万台となる予定です。当社は、フォックスコン、現代自動車グループの起亜自動車、LGエレクトロニクス、マーベル、SAIC Capital(上海汽車集団)、Translink Capital(トランスリンクキャピタル)、UMCキャピタル、Wanxiang(万向)グループなどの世界クラスの自動車メーカー、テクノロジー、ベンチャー投資家から、1億1000万米ドル以上を調達しています。Sonatusはカリフォルニア州サニーベールに本社を置き、フランスのパリ、韓国のソウルにオフィスを構えています。詳細は、www.sonatus.comをご覧ください。
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